後書き(現パロIF)

言はで思ふぞ
 タイトルは大和物語百五十二段と古今和歌集六帖の「心には下行く水のわきかへり言はで思ふぞ言ふにまされる」より。また、梔子の花は6月から7月にかけて咲くということもあるが、古来より「口なし」とかけて歌にも詠まれており、当該小説では牧之介の心情を表すものとして使用した。
 なお、今回に関しては花言葉を勘案していないが、大抵の場合、拙作の中に花が登場する際は季節を表すのみならず、何らかの意味を持たせるようにしている。(2023/07/04)

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